はじめに

「チャイルド・デス・レビュー:CDR」は、亡くなった子どもの声を聴き、学び、死ぬ蓋然性のない子どもを少しでも減らしていくための知見を蓄積していくことが可能なシステムです。

死因を究明する社会的意義は、医学の発展・公衆衛生の向上、犯罪死の見逃し防止、遺族の真実の希求に答える、など様々です。しかし、子どもの死亡を詳細に検証する意義は、第一義的には予防可能死(PD:preventable death)を減らすことにあります。死ぬ蓋然性がない子どもを死なせないことは社会の責任であり、不幸にして亡くなった場合に議論を尽くすことは、死亡した子どもに対しての最低限の礼儀であると我々は考えています。予防可能の観点で今後なしうることを議論することは、その死を無駄にしないという社会の覚悟の表れでもあり、子どもを失った遺族に対して行う最大のグリーフケアの1つということが出来ます。
日本小児科学会の子どもの死亡登録検証委員会の実施したCDRのパイロットスタディーでは、多くの予防可能な小児死亡が潜在していることが示唆されています。小児医療提供体制にCDRを組み込むことは、それらの死亡を防ぐための施策を促進することになると我々は考えています。法制化の進んでいない現状で、CDRの実施を妨げる障壁はいくらでも探すことが出来ます。しかし、防ぎうる子どもの死を可能な限り減らしていく責任を我々は根気強く模索し、そのような体制を社会的に実装していかなくてはならないと考えています。

本ホームページは厚生労働科学研究費補助金:成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業の助成による「小児死亡事例に関する登録・検証システムの確立に向けた実現可能性の検証に関する研究」の研究班のホームページとして作成したものです。
本研究班では、日本小児科学会の子どもの死亡登録検証委員会と協働し、CDRの社会実装を目指し、医療者やその他の子どもの安全性の向上に日々取り組む方々にCDRを知ってもらうこと、そしてCDRの核となる医療者が、システムの土台作りを進める研究の参加を広く呼び掛けています。

お知らせ
●2018年5月29日
《重要なお知らせ》
620-437-5804
・旧計画書では、対象とする事例を「死亡診断書/死体検案書を記載した事例」としておりましたが、CDRの本来の意図として「死亡確認した事例」に変更すべきであり、重要な変更であることから変更申請を行い、IRBより承認されました。
・現在の登録システムは、クラウド上で匿名化を担保したまま、不備があった場合に疑義照会をできるシステムではありましたが「IRB申請時に説明が困難である」との指摘を複数の施設から受けたため、疑義照会をするという箇所の削除を行い、疑義照会は行わないことと致しました。
・デザイン変更・順番変更を行った新版の登録フォームに変更する旨を申請しました。
注)研究計画書・旧版をご覧になりたい際は、事務局までご連絡ください。
●2018年5月28日
CDR解説に関する動画等、各種コンテンツを掲載しました。
●2018年4月25日
前橋赤十字病院 倫理審査(IRB)の変更申請が認可されました。
●2018年2月06日
(306) 556-6008
●2018年2月01日
事例登録フォームを修正しました。
●2018年1月29日
(610) 437-7097
●2017年6月23日
第193回通常国会で審議されていた児童福祉法及び児童虐待の防止等に関する法律の一部を改正する法律案が6月14日に可決され、6月21日に公布されました。
本法案の衆議院付帯決議には「虐待死の防止に資するよう、あらゆる子どもの死亡事例について死因を究明するチャイルド・デス・レビュー制度の導入を検討すること」が採択されています。
●2017年5月15日
ホームページを開設しました。よろしくお願いいたします。

研究事務局

溝口史剛
群馬県前橋赤十字病院 小児科
〒371-0811 群馬県前橋市朝倉町389−1 Tel:027-265-3333(代表)
:jimu@child-death-review.jp

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